
レースだけを追い求めていた80年代初頭、私は一つのことに気づきました。
闘う以外にも「走る歓び」があることに。
当時、ホンダファンは世界各地で開催されるクラブマンレースを楽しみ始めた頃でした。
そこで勝つためには高機能で耐久性のあるチューニングパーツがどうしても必要だったのです。
そこで私達はカーボン製品やアルミ対向キャリパー、軽量リム、エンジンA.ssyなど、
独自の技術や工法を採用したチューニングパーツを世界に先駆け開発し、発売したのです。
レースとチューニングを共通言語に、ホンダエンジンの素晴らしさや
ホンダ車を操る楽しさを世界の多くのユーザーと分かち合う。
そしてさらに、ホンダ車以外にも「愉しみの追求」の可能性を未来へと広げていく。
こうしたスタンスこそが私達独自のアイコンなのです。
私達の特長は、いわゆる利潤追求よりも社員、その家族の幸せを最優先することです。
スタッフ一人一人の高い創造性とモチベーションが前提となることは言うまでもありません。
幸せな人こそが真のユーザーベネフィットを与えることができる、
幸せな人こそが会社を強くする人材になる、と信じるからです。
永年のレース経験をロードゴーイングの世界にフィードバックする。
サーキットで鍛えた知恵を経営の目標にしていく。
この不変のコンセプトを守りながら、私達はHondaスポーツを求心力に、
操る歓びを遠心力に、どこまでも走りの世界を広げていきます。
